テクノロジーを扱う敷居が低くなっていく中、生活者は単にテクノロジーに対する消費者という立場から、テクノロジーを活用して自分たちのためにシステムを構築していくプレーヤー(開発者、利用者)へ移行できる可能性がより高くなっています。
テクノロジー開発の本流は市場原理主義による利益の追求ですが、これとは違った切り口として、生活者が住んでいる地域に特化したテクノロジーの応用は未開拓な領域が多くあり、利益とは別の価値(幸福度など)を得られると考えています。
hanabusa Lab.では、各メンバーが異なる分野で培ってきたテクノロジー技術を活かし、地域活性化につながるテクノロジーの応用対象の発掘や、プロトタイプの開発、更には利用実験を実践します。
「地域活性化に取り組むプレーヤーを増やし、技術共有を行うことでプレーヤーの技術向上を図る」
このことを実践することで、イカしたプレーヤーが活躍する、活性化された地域を推進します。
■hanabusa Lab. とは
hanabusa Lab. = Regional Technology Group.(テクノロジーの地域活用)
ソフトウエアの開発環境の充実や、マイコンなどの電子部品の低価格化に伴い、テクノロジーを用いたシステム開発の敷居が低くなってきています。
hanabusa Lab.では、身近になったテクノロジーを地域課題の解決に応用する取り組みを行っています。
■hanabusa Lab. の主な取り組み
- 地域課題の収集と分析
- テクノロジーを用いたソリューションの試作開発
- テクノロジーを用いた地域活性化の推進
■言葉の定義
◆地域の範囲
近所 <= 地域 <= 市町村 活動の反応を肌感で得られる範囲とします。
◆イカしたプレーヤー
当事者意識を持って地域価値の向上に取り組む参加者・実行者を示します。
■社会的・個人的モチベーション
◆社会的モチベーション
– 経済・文化活動の東京への集中に対する、地方独自の活性化への期待
– モノからコトへ対価を支払う消費者マインドの変化
– 所得格差や世代格差の拡大による見えない社会分裂の是正
– スマートフォンなどによる高機能・安価なデバイスの普及
– テクノロジー環境の充実による応用範囲の拡大
◆個人的モチベーション
– 一生住む宇都宮を、住みよくしたい(東京に行かずとも満足できるライフスタイルを送れるようにしたい)。
– 好きなこと(テクノロジーの活用)を個人的なキャリアとして取り組んでいきたい。
– 継続して続けられるように応援しあえる仲間づくり。
■地域におけるテクノロジー活用の推進活動
◆ビジョン
イカしたプレーヤーを増やすことでイカした地域・街づくりを行う。
◆ミッション
地域課題の発見と、アイディアの共有
*ブレインストーミングなどの手法を、多様な方を行うことで、地域に隠れた課題や、有効な施策を発掘したい。
プロトタイプの作成と、試行利用地域でのお試し利用による有効性の検証
*作ることも重要だが、お試しをする機会の創出がポイント。有効なアイディアに対する社会実装に向けた取り組み
*有効なアイディアに対しては、作って終わりはもったいない。なるべく、他の人も巻き込んで、社会実装を実現していきたい。
■本活動の重要ポイント
✓アイディアや試作品を公の場での実践によるフィードバックの取得と、プレーヤーのモチベーションの向上。
ただ作るだけじゃなく、実際に使ってもらうことが大切。
✓アイディアの共有によるインスピレーションの享受
出てきたアイディアを装飾して共有することは比較的楽なので、最初の段階の達成フェーズとしては有効。できれば、良いアイディアはイラストなどに起こしてWebで共有したい。
✓技術蓄積によるスキル向上
使える(応用できる、お手頃な)技術の蓄積による、本業との相乗効果。
スキルは、テクノロジーや、アジャイルなどのプロセスも含む。
✓社会実装への取り組み
複業の一環で可能な範囲で取り組むには、何かとハードルが高です(資金、法規制)。
自分たちで行うことにこだわらずに、パートナーを発掘してパートナーの協力のもとに社会実装をしていきたい。
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